K.Yairi DY28-12 #1
2007-10-21


ヤイリギターの場合ラッカー塗装は、いわゆるオーバーラッカーだそうです。始めは目止めとしてウレタンを塗り、研ぎを何度も繰り返し、目止めを終えてからラッカーを塗るということです。始めからラッカーということになると、膨大な時間を要するということです。ラッカー塗装はその薄さによる響きへ影響を少なくする目的と、経年による色の変化を楽しむ事が目的になると私は思いますが、このウレタンでの目止めでもその効果は変わらないと言います。まぁ、カスタムショップでは最初からラッカーという指定でも受けるそうですが、目的が何かで賛否あるかも知れません。私はオーバーラッカーで納得していますが・・。

[LINK] (禺画像]) ブリッジも浮くことなく密着しています。真っ黒な黒檀です。塗装されているのかどうか分かりませんが、ピエゾを取り付けたサドル加工部分の断面を見ても真っ黒なので、塗装の黒さではないように思います。
弦は、D'Addario Phosphor Bronze Light 12-stringを張っていますが、驚くことに張力は114kgを超えるんですね。 メタボな私がぶら下がっても余りある・・・!6弦がLightで75kgですので、これの約1.5倍。堅い黒檀のブリッジと、3mmほどのスプルース、付き板、ブレイス、それらを接着するニカワ。全てが機能していないと楽器として成立しないわけです。

[LINK] (禺画像]) ネック周りは、YW-500R同様ダブテイル方式で接合され、ヒール部分で分割接合されている2Pネックです。ネックはホンジュラスマホガニー。 握りは12弦にしては薄い方だと思います。弦は低くセットしてもらっています。が、さすがに幅はありますし、2弦同時に押えるわけですから6弦よりは弾きにくいのは当たり前です。 ちょっと弾かない時期が長くなり握力が下がると長時間は弾けなくなりますね。12弦は体力で弾く感もありますねぇ。

このギターも27年を迎え、鳴るギターに育っています。バックに伝わる振動は大きくなっていますし、12弦特有のキラキラした音はバランスも良くなっていると思います。

その他、画像をアップしておきます。
次回は、内部へ・・・。
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